Annexe 2【分室2】〜 香水瓶②

Related Item その他香りの関連作品

 

PUIFORCAT Set of Silver-Gilt Perfume Funnel and Powder Scoop
ピュイフォルカ 鍍金銀製香水用漏斗と白粉用スコップ一揃い

c1920 Paris France
1920年頃 パリ フランス
刻印:ミネルヴァ(純度950) 工房印 グラヴュール:PUIFORCAT. PARIS
長さ:(漏斗)3.9cm (スコップ)7.6cm
 
銀器工房として1820年パリに創業、現在も一流銀器メーカーのひとつとして君臨するピュイフォルカの作品。香水を携帯用の香水瓶に移すための漏斗と白粉(おしろい)をパウダーコンパクトに移すためのスコップの揃いである。銀の酸化を防ぐため、厚い鍍金が施されている。アールデコ期のモダンガールは、趣向を凝らした化粧用コンパクトやヴァニティケースを携帯し、人前で化粧直しをすることをファッションとしていた。オリジナルケース入り。
 

 

Metal Turtle Small Nécessaire with Scent Bottle and Pins
金属製亀型小ネセセール(気付け薬入れとピン)

c1890 Austria
1890年頃 オーストリア
刻印なし 長さ:6.3cm(カン含まず)
鍍金された金属 トルコ石 色ガラス(?) ガラス
 
亀の甲羅の蓋を開けると気付け薬用の小さなガラス瓶とピン4本が入っている。模造真珠の頭のついたピンは元は6本収納されていた模様。シャトレーヌ(帯飾り)に装着するためのカンを口でくわえた亀の頭部は左右に首を振る仕掛けとなる。
 
遊び心のある変わった作品は高級素材ではない場合も多く、この作品のように中身まで残存することは珍しい。
 

過去の作品

Art Nouveau Engraved Glass Dresser Jar with Silver Lid
アール・ヌーヴォー 銀製蓋グラヴュールガラスジャー

Late 19thC France
19世紀後期 フランス
刻印:ミネルヴァ(純度950)、AC(工房印) 高さ:13.5cm
 
透明なガラスにグラヴュールの花が踊る幻想的な化粧台用ガラスジャー。花そのものをデザインした蓋は歪みが無く、ぴったりとジャーにかぶせ閉めることができる。内側を鍍金した純銀の蓋と装飾部分はガラスのグラヴュールと呼応したクリスマスローズ、実用品でありながら彫金職人とガラス職人が見事に連携した工芸品と言える。
 
ガラスは手彫りの花を通して中のものが美しく透けて見えるので、化粧用パフやスポンジだけでなく、色のきれいなバスソルトやポプリを入れても良い。19世紀末の女性の化粧台を飾ったガラスジャー、インパクトのあるアール・ヌーヴォーデザインから、貴族ではなく舞台女優の所有物であったかもなどと想像するのも一興である。
 
銀装飾部分に一箇所欠けあり。
*SOLD*