Doll〜人形図録05

Neapolitan Polychrome Carved Wood Infant Jesus Sculpture
ナポリタン彩色木彫「幼子イエス」


Early 18thC Naples Italy
18世紀初頭 ナポリ イタリア
高さ:15.8cm
 
 彩色した木彫にガラスの義眼を嵌めた幼子イエスの像である。一本彫りではなく二の腕部分で接がれている。指まで精巧に彫刻されているが一部欠損している。18世紀ナポリの宗教人形の多くは、木材から細工の容易なテラコッタ(焼き物)に取って代わられ、この作品の様に全身を木彫したものは比較的珍しい。
 
 お尻と頭に穴が穿たれており、元来は冠を被り聖母に抱かれていた可能性もある。臍や性器まで彫刻された小振りな木像は、修道院で修道女によって手作りの衣装を着せられ可愛がられていたのかもしれない。
 
 数箇所に小さな顔料の剥落有り。