Doll〜人形図録06

Schmitt et Fils Marked OO Bisque Head Doll
ベべ・シュミット《OO》ビスクヘッドドール


c1880 Paris France
1880年頃 パリ フランス
後頭部に刻印:SCH(盾にクロスハンマー) OO
臀部に判印:SCH(盾にクロスハンマー)
高さ:34cm
 
 クローズドマウス、固定されたブラウンのペーパーウェイトアイ、ピアスされた耳、ウッド/コンポジションボディ。ストレート・リスト。モヘアウィッグとピアスはオリジナル。シュミーズとペチコート、ボンネット、靴と靴下は全てアンティーク(一部オリジナルと思われる)。絹のペチコートに経年による裂け、シュミーズにシミあり。靴は劣化した状態である。
 
 1863年起業のSchmitt et Fils社が、人形製作を開始したのは1877年頃といわれる。1878年にパリ万博において人形で銀メダルを受賞し、1891年の閉鎖までの僅か14年間だけ作られたべべ達は人形蒐集家の間で高い人気を誇る。
 
 このべべは小さなサイズながらも、モーヴ色のシャドウで際立ったアーモンド型の目、薄い色で丁寧に描かれた睫毛と眉、ラインのある唇とふんわりとした頬、強い意志を感じさせる表情で、密度の濃い出来映えとなっている。