(右)SOLD SOLD

Doll〜人形図録08

Terracotta Crèche Figures Supported on Wooden Struts
テラコッタ/スカート用木枠支柱宗教人形


Late 18thC France or Italy
18世紀後期 フランスまたはイタリア
高さ:(右) 37.5cm (左) 29.5cm
 
 着色されたテラコッタ製のショルダーヘッドと前腕以外は木製で、合わせ釘による関節部分はポーズを取ることが可能である。着衣を前提として製作されているため、下肢の表現は無くスカート用の木枠支柱で出来ている。
 
 市場に出回っているスカート用木枠支柱の宗教人形の多くは、スペイン、ポルトガル、またその植民地であったフィリピンや南米の作品で、比較的新しいものもある。また、18〜19世紀にナポリやジェノヴァで盛んに制作されたテラコッタ製のキリスト降誕祭の人形群(プレゼピオ)は、ガラスの義眼で下肢を持っていることが多く、描き目であるこの作品は革命前のフランスの作品と考えられる(フランスでは革命で多くの宗教人形が破壊された)。
 
 この2体はサイズが小さく、素朴でやさしい表情をしている。聖女というよりキリスト降誕に立ち会う村人の母娘であったと思われる。オブジェとして非常に美しく清廉で、心癒される作品である。
 
 それぞれに指に欠損あり。小さい像は髪を表現した蝋が頭部に残る。
 
*2体は別売です
 
*(大)SOLD*