AnnexeⅫ【分室Ⅻ】〜眼鏡小物

Lorgnette ロニエット

Belle Époque Gold and Diamond Lorgnette
ベル・エポック ゴールド/ダイヤモンド ロニエット

c1910 Paris France
1910年頃 パリ フランス
刻印:鷲の頭(18金)、J F(工房印) 長さ:9.5cm
ダイヤモンド ブラックゴールド イエローゴールド ホワイトゴールド レンズ
 
多色のカラー・ゴールドを使った高度な彫金細工を得意とするフランスならではの作品。イエローゴールドの眼鏡フレーム、黒化させたゴールドの柄にはローズカット・ダイヤモンドを散りばめ、ホワイトゴールドとダイヤモンドの白い3本の輪をポイントにした印象的なハンドルのロニエットである。
 
1900年頃から第一次大戦期のフランス宝飾業界では、ブルースチール(青焼きした鋼鉄)や黒化させたゴールドにダイヤモンドやルビーを嵌めた作品がマイナーながら試みられた。エレガントで洗練された珍品である。
 
*画像に使用しているケースは付属しません 
 

French Blond Blonde Tortoiseshell Piqué Lorgnette
フランス 白べっ甲ピクゥエ ロニエット

Late 19thC France
19世紀後期 フランス
刻印:猪の頭(純度800)、G G(工房印) 長さ:14.5cm(カン含まず)
べっ甲 ゴールド 銀 レンズ G. BRANDオリジナルケース入り
 
カメの甲羅から多くは得られない、斑の無い飴色の白べっ甲は、ヨーロッパでは「ブロンド」と呼ばれ珍重された。白べっ甲表面に小さな星形の金箔を象嵌して(ピクゥエ技法)ちりばめた贅沢なロニエットである。中央のゴールドの楕円パネルには元所有者の頭文字SAと刻まれている。
 
ベルギー アントワープのG. Brandのオリジナルケース入り。ベルギー王室御用達の眼鏡店が、ピクゥエの細工に卓越した技術を持つフランスに発注した作品である。
 

French Pierced Silver Lorgnette
フランス 透かし細工シルバー ロニエット

c1900 France
1900年頃 フランス
刻印:猪の頭(純度800)、L C(工房印) 長さ:7.0cm(カン含まず)
銀 レンズ
 
ロニエット・チェーン、革紐やリボンをつけ首から下げてペンダントとして楽しみたい小型サイズ。レースのような透かし細工に手彫りで細かな模様を刻んだ本体と、同じ模様が刻まれた楕円カン、手抜きの無い丁寧な仕事である。洒落たファッション小物として身に着けられる作品である。
 
*画像に使用しているケースは付属しません
 

 
 
 
 
 

Victorian Gilt-Metal Lorgnette
ヴィクトリアン 鍍金ロニエット

Middle 19thC England
19世紀中期 イギリス
刻印なし 長さ:9.0cm 合金 レンズ
 
ロニエット・チェーン、革紐やリボンをつけ首から下げてペンダントとして楽しみたい小型サイズ。広げた時に目尻が下がる楕円のリム、過剰な装飾は無いが細かく模様を手彫りしたブリッジ、そして全体のピンクゴールド系の仕上げが、ヴィクトリアンらしい作品である。
 

Adams Style "Pocket Spectacles" MOP Lorgnette
アダムス式「ポケット眼鏡」白蝶貝 ロニエット

Late 19thC England
19世紀後期 イギリス
刻印なし 長さ:10.8cm(カン含まず)
白蝶貝 合金 銀 レンズ
 
イギリス国王ジョージⅢに仕え、多数の科学実験器具を開発した父ジョージ・アダムス(1709-73)の後継者ジョージ・アダムスJr. (1750-95)が開発した「ポケット眼鏡」と呼ばれるペンナイフ型のロニエット。
 
厚手の白蝶貝の二枚板の間に眼鏡がすっぽりと収まる感じと手触りが心地いい、優れた機能と細工である。中央の銀の円形パネルに元所有者の頭文字が刻まれている。
 
レンズに一箇所カケあり。