Annexe13【分室13】〜眼鏡小物

Magnifying Glass ルーペ/拡大鏡

HERMÈS "Crinière" Silvered-Metal Desk Loupe by Ravinet d'Enfert
エルメス/Ravinet d'Enfert「クリニエール」銀メッキ デスクルーペ

1970's France
1970年代 フランス
刻印:HERMES-PARIS、R&D(工房印)、MADE IN FRANCE
長さ:13.0cm 金属 レンズ
 
19世紀半ばまで遡る歴史を持つパリの銀工房 Ravinet d'Enfert(Denfertとも表記する)は、カトラリーを中心とした銀食器に定評があり数々の万国博覧会で賞を獲得、1970年代にはエルメスと提携し銀や銀メッキ製の文房具や喫煙小物を制作した。エルメスの世界観を象徴する馬やゴルフボール、ロープをモチーフとした彼らの小物作品は、現代でもヴィンテージ・エルメスとして世界中で人気である。
 
特にたてがみを意味する「クリニエール」シリーズは、彫刻的な馬の首の迫力に圧倒される。ペーパーウェイトを兼ねた重厚なルーペは、見ても、使っても、満足感を得られる作品である。
 
Ravinet d'Enfertは1984年に活動を停止、Ercuis(エルキューイ)に吸収される。貴重なヴィンテージ作品となる。
 

Janvier Quercia Silver Magnifying Glass
Janvier Quercia 銀製拡大鏡

c1900 France
1900年頃 フランス
刻印:ミネルヴァ(純度950)、工房印
長さ:14.5cm 銀 レンズ
 
イタリア出身のJanvier Querciaは、19世紀後期にパリで店を構え、アール・ヌーヴォー様式の宝飾品やステッキの柄や文房具などの高級小物を制作販売した。
 
野ばらの花綱をデザインしたハンドルがエレガントな女性向きの書斎用ルーペ(拡大鏡)である。アンティークのカトラリーやパラソルの柄にレンズフレームを後から取り付けた「アンティーク・ルーペ」が市場に出回るなか、革ケース付きのオリジナルの銀製ルーペは稀少である。
 

Georgean Gold-Filled Pocket Magnyfing Glass
Georgean Gold-Filled Quizzing Glass
ジョージアン 金張り携帯用ルーペ/金張りクイズングラス

c1830 England
1830年頃 イギリス
刻印なし 長さ:8.7cm/ 7.5cm 合金(金張り) レンズ
 
レンズを覆うフレームからハンドルまで隙間なく模様を刻んだ、19世紀前期ゴールドラッシュ前の金張り携帯用ルーペ(拡大鏡)とクイズングラス(柄付き片眼鏡)である。ロニエット・チェーン、革紐やリボンをつけ首から下げてペンダントルーペとして楽しみたい小型サイズ。鍍金の100倍も層の厚みがある金張りは、磨耗で地金が出ることは殆ど無くゴールドの高級感を得られると同時に、地金が合金のため道具としての耐久性もある。
 
クイズングラスのレンズにスクラッチあり。
*画像に使用しているケースは付属しません 
*(ルーペ )SOLD*
 

French Gold-Filled Folding Magnyfing Loupe
フランス 金張り折りたたみルーペ

c1830 France
1830年頃 フランス
刻印なし 長さ:2.7cm(カン含まず)
合金(金張り) レンズ
 
19世紀前期ゴールドラッシュ前の金張り携帯用ルーペ(拡大鏡)である。ロニエット・チェーン、革紐やリボンをつけ首から下げてペンダントルーペとして楽しみたい小型サイズ。旋盤によるギョーシェ模様と植物文様のレリーフがいかにもフランスらしい。鍍金の100倍も層の厚みがある金張りは、磨耗で地金が出ることは殆ど無くゴールドの高級感を得られると同時に、地金が合金のため道具としての耐久性もある。
 

Victorian Tortoiseshell Folding Magnifying Loupe
ヴィクトリアン べっ甲折りたたみルーペ

Late 19thC England
19世紀後期 イギリス
刻印なし 長さ:5.4cm(収納時、カン含まず)
べっ甲 天然樹脂 レンズ
 
骨董蒐集家の必需品、銀器の刻印や宝石の疵などを見るための高倍率ルーペである。べっ甲の板に挟まれたレンズ枠は、ヴィクトリア時代植民地から輸入加工して利用され始めた天然ゴムの一種ヴァルカナイト(エボナイト)で作られている。レンズ二枚を重ねると10倍程度の拡大率が得られる。
 
真鍮など金属製ルーペが主流であった当時、ステータスを感じるものを所有したい者のために作られた逸品である。
 

過去の作品

RISLER et CARRÉ Silver Magnifying Glass
RISLER et CARRÉ 銀製拡大鏡

c1900 Paris France
1900年頃 パリ フランス
刻印:ミネルヴァ(純度950)、工房印、RISLER&CARRÉ PARIS
長さ:17.5cm 銀 レンズ
 
フォーブル=サントノレ通りに店を構えていたRISLER et CARRÉ(1897-1912)は、短い操業期間にもかかわらずフランス屈指の銀工房及び銀器商として名を残し、彼らの作品は現在も欧米の競売で高い評価を得ている。
 
RISLER et CARRÉの書斎用ルーペ(拡大鏡)は、レンズを覆うフレームからハンドルまで月桂樹の葉を編んだ装飾(月桂冠)が刻まれ、ハンドル部分の透かし細工は特に見事である。アンティークのカトラリーやパラソルの柄にレンズフレームを後から取り付けた「アンティーク・ルーペ」が市場に出回るなか、このサイズのオリジナル銀製ルーペは稀少である。
 
オリジナル凸レンズ中央のスクラッチは、机に置く度についたものである。
*SOLD* 

Small Bone Handled Magnifying Glass /Small Brass Magnifying Glass
獣骨柄付き小型拡大鏡/真鍮製小型拡大鏡

Late 19thC Probably France /Early 19thC Probably England
(左)19世紀後期 おそらくフランス
長さ:8.0cm 直径:1.7cm 獣骨 鍍金された金属 ガラスレンズ
(右)19世紀初期 おそらくイギリス
長さ:7.0cm 直径:2.6cm 真鍮 レンズ
 
厚みのあるレンズに獣骨の柄の付いた槌の様な形状の拡大鏡は、地図や書物の上に直接置いて使用するものであり、極細かい文字に対応する。オリジナルケースつき。
 
英国ジョージ4世時代の真鍮製の拡大鏡は10倍程度の倍率があり、当時の科学者等が専門分野において使用したものと考えられる。オリジナル革製ケースの品質から当時の高級品であったことが窺える。
*SOLD*