AnnexeⅫ【分室Ⅻ】〜眼鏡小物

Opera Glasses オペラグラス/望遠鏡

BALLAND-GAVET Pair of Mother-of-Pearl Opera Glasses with Handle
BALLAND-GAVET 白蝶貝柄付きオペラグラス

Late 19thC Paris France
19世紀後期 パリ フランス
刻印:BALLAND-GAVET FT PARIS
長さ:5.2cm(収納時) 幅:9.8cm ハンドル:13.0cm(リベット含む)
白蝶貝 真鍮 レンズ

 
 凸レンズと凹レンズを組み合わせたガリレオ式の観劇用双眼鏡(オペラグラス)。白蝶貝の板を滑らかに取り付けた鏡胴部とハンドル、また接眼部や焦点調節リングも白蝶貝を使った上品な作品。目を引く接眼部に刻まれた銘がステータスを示す。
 
贅沢な小道具のオペラグラスであるが、柄付きは一層ドラマティックで優雅な印象となる。
 
白蝶貝の表面に一箇所ヒビあり。
 

Palais Royal Mother-of-Pearl 4-Draw Monocular
パレ・ロワイヤル白蝶貝四段引き出し式単眼鏡

c1820 France
1820年頃 フランス
刻印:N B 長さ:3.4cm(収納時)  

白蝶貝 オルモル 真鍮 レンズ
 
18世紀後期、オルレアン公ルイ・フィリップⅡは自宅であったパレ・ロワイヤル中庭の回廊を商店街に改装して民衆に開放した。一時革命の政治拠点ともなったが、帝政時代はパレ・ロワイヤル(王宮)の名にふさわしい高級商店が軒を連ね、世界中から多勢の王侯貴族が従者を引き連れて訪れた。彼らはフランスの力と富に感銘を受け、高級な土産品を買い求めて帰国し、それらの品々は各地で流行の先端となった。
 
この単眼オペラグラスもそのひとつで、白蝶貝の板を滑らかに取り付けた鏡胴部と、繊細な打ち出し装飾のオルモル(銅と亜鉛の合金)枠の縁取りが、品質の高さを物語る。引き出し部の刻印N Bは、当時の一流工房のものであろう。フランス復古王制を象徴する工芸品である。
 

過去の作品

Pair of Tortoiseshell and Enamel Opera Glasses
べっ甲/エナメル オペラグラス

Late 19thC France
19世紀後期 フランス
刻印なし 長さ:5.7cm(収納時) 幅:10.0cm
べっ甲 エナメル 真鍮 レンズ
 
凸レンズと凹レンズを組み合わせたガリレオ式の観劇用双眼鏡(オペラグラス)。鏡胴部はエナメル細工で、戸外で食事や踊りを楽しむ村人たちが描かれている。接眼部、焦点調節リング、対物レンズの縁取りはべっ甲で装飾されており、べっ甲の濃茶色とエナメルの明るい色調の対比が美しい。
 
シルクヴェルヴェットのオリジナルケース(傷みあり)が付属する。
*SOLD*