AnnexeⅩ【分室Ⅹ】〜銀食器

Other Countries Silver 他の国の銀食器小物

Russian Silver-Gilt Tea Caddy Spoon by Pavel Sazikov
帝政ロシア Pavel Sazikov 金鍍金シルバー ティーキャディースプーン

c1840 Moscow Russia
1840年頃 モスクワ ロシア
刻印:84(純度875)、モスクワ(インペリアルワラント)、工房印
長さ:11.2cm 
 
18世紀後半に英国で誕生した茶葉をポットに入れるためのキャディースプーンは、貿易船から荷揚げした茶箱から茶葉をすくう際に帆立貝の殻を使ったことからシェル型が定番となっている。
 
このティーキャディースプーンは通常サイズより大きく深さがある。帆立貝を模した皿部分の、波打った繊細な縁と鏨で緻密に刻んだマットな質感が特に見事である。質の高い金銀細工でロシア帝政期の工芸分野において重要な一族のひとつであったSazikov家の、Pavel Sazikovの1812-46年の刻印があり、細部まで手を抜かない上等なロシアの銀製品らしい出来栄えである。 
 

Silver Tea Ball Infuser
シルバー ティー・ボール・インフューザー

c1900 Probably Germany
1900年頃 おそらくドイツ
刻印:ゾウムシ(フランス輸入印)、判読困難な刻印
高さ:5.2cm(カン、チェーン含まず) 
 
茶葉を湯や水に浸してお茶を抽出させる道具、ティー・インフューザー。現代は使い捨てのティーバッグが主流だが、花と果実それを啄む小鳥の打ち出し装飾が見事な、高級感溢れる銀製の卵型インフューザーである。チェーンも刻印入りのシルバーである。
 
蝶番の具合も良く、凹みのない、良い状態である。
 

Georg JENSEN "Pattern No.41" Silver Jam Spoon
ジョージ・ジェンセン「型番 41」シルバー ジャムスプーン

1933-44 Copenhagen Denmark
1933-44年 コペンハーゲン デンマーク
刻印:41、GJマーク(1933-44)、STERLING DENMARK(純度925) 長さ:14.2cm
 
ジョージ・ジェンセン(1866-1935)自身がデザインした型番41のジャムスプーン。葉っぱの様な形状のボウル部や、アールヌーヴォー様式を洗練させた流線型ハンドル先端の植物の豆を思わせる意匠は、かつては彫刻家を目指していたというジェンセンらしい作品といえる。
 

Georg JENSEN "Pattern No.42" Silver Serving Fork
ジョージ・ジェンセン「型番 42」シルバー サービングフォーク

1932 Copenhagen Denmark
1932年 コペンハーゲン デンマーク
刻印:42、G.I (1915-30) 925S(純度925)、J S、三つの塔32 長さ:15.2cm 
 
ジョージ・ジェンセン(1866-1935)自身がデザインした型番42のサービングフォーク。アールヌーヴォー様式を洗練させた透かし細工のハンドルの豆さやを思わせる意匠は、かつては彫刻家を目指していたというジェンセンらしい作品といえる。
 

Georg JENSEN "Blossom" Silver Jam Spoon /Silver Cake Server
ジョージ・ジェンセン「ブロッサム」シルバー ジャムスプーン/シルバー ケーキサーバー

1933-44/1945-77 Copenhagen Denmark
1933-44年/1945-77年 コペンハーゲン デンマーク
(ジャムスプーン)刻印:ゾウムシ、GJマーク(1933-44)、G.J、IMPORTE DE DANEMARK、STERLING DENMARK、925(純度925) 長さ:13.8cm
(ケーキサーバー)刻印:白鳥、84、GEORG JENSEN(1945-77)、STERLING DENMARK(純度925) 長さ:21.5cm
 
1919年にジョージ・ジェンセン(1866-1935)自身がデザインを完成させた型番84「ブロッサム(別名マグノリア)」のジャムスプーンとケーキサーバー。「ブロッサム」は現代も引き継がれている人気シリーズである。ケーキサーバーは20世紀半ばの作品であるが、現在この型は製造販売されていない。
*2点は別売です