トゥール聖堂区ミサ典礼書 1858年 パリ聖堂区ミサ典礼書 1860年頃 パリ聖堂区ミサ典礼書 1856年 リモージュ フェヌイユ祈祷書 1846年 ルーアン聖堂区ミサ典礼書 1875年

Books〜古書図録07

French Ivory Covered Roman Missals
フランス 象牙表紙のローマンカトリック聖堂区ミサ典礼書


Middle 19thC France
19世紀中期 フランス
象牙 紙 絹 銀または白色金属
 
 ヨーロッパで「ルリユール」と呼ばれる職人の手仕事による工芸的な製本は、聖書を大切に保存し神の教えの重要性を際立たせるために豪華な装丁で飾ったことが始まりとされる。特に宮廷文化が栄えた18世紀のフランスにおいて、王侯貴族が蔵書を自分の紋章や頭文字で個性的な装丁することが流行し、技術の発展に寄与した。
 
 象牙板の表紙に銀細工の留め具、小口に金付け(金箔を貼ること)を施した贅沢な装丁の典礼書は、19世紀半ばのフランスのものである。
 
①PAROISSIEN ROMAIN TOURS 1858 Ad MAME et Cie
トゥール聖堂区ミサ典礼書 1858年
(表紙と背)象牙板:蛇を踏む三日月の聖母(無原罪の御宿り)の浮き彫りとビーズ細工縁取り、裏表紙に小さな銀装飾(留め具)銀(純度800)(小口)金付け(挿画)モノクロ1葉 カラー1葉 12.0 x 8.4cm (束)2.4cm 572p ラテン語とフランス語
 
②PAROISSIEN ROMAIN PARIS c1860 LIBRAIRIE DUPUY
パリ聖堂区ミサ典礼書 1860年頃
(表紙)象牙板:花冠とリボン、薔薇、スズランの浮き彫り(背)ベルベット(留め具)銀(純度800)(小口)金付け(挿画)モノクロ4葉 カラー1葉 ほか挿絵頁 11.6 x 8.0cm (束)2.2cm 508p ラテン語とフランス語
 
③PAROISSIEN ROMAIN PARIS 1856 LAPLACE, SANCHEZ et Cie
パリ聖堂区ミサ典礼書 1856年
(表紙と背)象牙板:十字架、聖心臓、茨の冠、麦の束(キリストの象徴)(留め具)白色金属(小口)金付け(挿画)モノクロ4葉 カラー1葉 ほか挿絵頁 11.5 x.8.6cm (束)2.2cm 512p ラテン語とフランス語
 
④RECUEIL DE PRIÈRES de Madame FENOUIL LIMOGES 1846 BARBOU FRÈRES
リモージュ フェヌイユ祈祷書 1846年 *裏表紙の象牙板に紙ページの膨張で生じた薄いニュウあり
(表紙と背)象牙板:十字架、聖書、羊飼いの杖、麦の束、葡萄(キリストの象徴)(留め具)銀(純度800)(小口)金付け(挿画)モノクロ2葉 11.3x 8.1cm (束)2.2cm 544p フランス語
 
⑤PAROISSIEN ROMAIN ROUEN 1875 FLEURY
ルーアン聖堂区ミサ典礼書 1875年
(表紙と背)象牙板:十字架、薔薇、麦の束、裏表紙に所有者の頭文字CM(留め具)象牙(小口)金付け(挿画)モノクロ3葉 12.1cm x 9.2cm (束)3.5cm 708+162p ラテン語とフランス語
 
 束(ツカ)は表紙を抜いた中身の厚さ。挿画はモノクロは銅版画、カラーはクロモリトグラフ(石版画)である。
 
*すべてバラ売りです