Doll〜人形図録03
Walnut Articulated Artists Lay Figure (Dessin Mannequin)
胡桃材球体関節デッサンマネキン
c1905 France
1905年頃 フランス
高さ:65cm
画家のアトリエの必需品デッサンマネキンの起源は定かではない。古くは肖像画家が注文主である貴族にモデルを長時間務めさせずに済むようマネキンに服を着せ、服のシワや襞の感じを描いたとも云われる。
アンティークのデッサンマネキンの多くはパイン材であるが、このマネキンはより上等な質感と質量をもつ胡桃材を使用し、身長65cmというサイズもかなりの迫力である。14箇所のテノン・ジョイント(合わせ釘による球体関節)は完璧で見た目もエレガントである。フランスでは店舗のウィンドウディスプレイや室内装飾にこの手のマネキンを使用することが人気でオークション等では高値で取引される。