CabinetⅢ 【第Ⅲ室】〜Works of Art 美術工芸品
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Works of Art〜美術工芸品図録39

Silver Photo Frame by Georg Adam Scheid
Georg Adam Scheid 銀製フォトフレーム


c1900 Vienna Austria
1900年頃 ウィーン オーストリア
刻印:ウィーン銀刻印(純度800)と工房印
幅:11.5cm
 
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝および国王のフランツ・ヨーゼフ1世(1848-1916)治世のウィーンでは、多くの建築が建設され、ブラームスがウィーン合唱団を指揮し、ヨハン・シュトラウスがワルツを奏でる舞踏会が催された。その豪華で優雅なサービスを愉しむためヨーロッパ各国から多くの王侯貴族が訪れた。
 
出身地ドイツで彫金の修業をした後、華やいだ帝都ウィーンに出て才能を開花させたGeorg Adam Scheid(ゲオルク・アダム・シャイト 1837-1921)は、世紀末から20世紀初めのウィーンを代表する金銀細工師の一人である。
 
複雑な姿態のプットーと薔薇の彫りやロカイユ装飾の透かし細工などを丁寧に作り込んだシルバーフレームは、マットな質感の鍍金で上品な仕上げである。フレーム裏は蝶番の蓋で開閉でき、イーゼル形式のスタンドパーツも流麗なロココ風デザインである。フレームの平凸のオリジナルガラスは片方のみで、一方は平ガラスに交換されている。