CabinetⅣ 【第Ⅳ室】〜Jewellery 宝飾品
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Jewellery〜宝飾品図録08

Diamond and Pearl Cross Ring
Belle Époque Diamond and Pearl Volute Ring
ダイヤモンド/パールクロスリング
ベルエポックダイヤモンド/パール・ヴォリュートリング


c1935 England / c1905 France
(右)1935年頃 イギリス
刻印:71、18CT、PLAT
ベゼル:1.2cm リングサイズ #16.5
ダイヤモンド 真珠 プラチナ イエローゴールド
(左)1905年頃 フランス
刻印:馬の頭(18金)、 判読困難な工房印
ベゼル:2.3cm リングサイズ #17.5
ダイヤモンド 真珠 イエローゴールド ホワイトゴールド
 
プラチナやホワイトゴールドの加工技術が開発された20世紀前半に作られたリング2点である。色石を使わないダイヤモンドとホワイトパールの洗練されたデザインが軽やかでモダンな時代を物語る。
 
アールデコ様式という美術の潮流を生んだフランスに比べ、保守的なジュエリーデザインを好んだイギリスの1930年代のクロス(十字)型リングである。ダイヤモンドと半球パールの横長クロスは側面から見ると高さがあるにもかかわらず指に沿うカーブがしなやかで品がある。ダイヤモンドは無色に近いオールドヨーロピアンカットで華やかな煌めきを放つ。
 
アールヌーヴォー曲線を取り入れた左右非対称の個性的なヴォリュートリング。渦巻く煙のような螺旋を意味するヴォリュート(volute)型のベゼルは、ローズカットのメレーダイヤモンドとミルグレイン(ミル打ち)を施した繊細なホワイトゴールド枠に、ラウンド(球型)とボタン型のパールを留めている。フランスベルエポック期のエレガントなリングである。
 
*2点は別売りです
*画像に使用しているケースは付属しません