Jewellery〜宝飾品図録09

Art Nouveau Enamel and Diamond Hyacinth Ring
アールヌーヴォー エナメル/ダイヤモンド ヒヤシンス リング


c1890 France
1890年頃 フランス
刻印:ヘルメス(18金)、うさぎの頭(輸出印)、IP(工房印)、判読困難な刻印
ベゼル幅:0.6cm(最大部) リングサイズ #14
ダイヤモンド エナメル イエローゴールド
 
 太陽神アポロンの寵愛を受けた美貌の少年ヒュアキントスは、西風の神ゼピュロスの嫉妬によって、アポロンとの円盤投げの最中に命を落としてしまう。彼の血に染まった草地から咲いた花を彼の名ヒュアキントス(ヒヤシンス)と呼ぶようになる。
 
 緑色のギョーシェエナメルの細長い葉の上に、白いヒヤシンスの蕾をローズカットダイヤでひとつずつ表現した花の固まりを重ねた複雑な、左右非対称の意匠のリングである。アールヌーヴォー独特のデザインでありながら可憐でエレガントな作品である。
 
*画像に使用しているケースは付属しません