CabinetⅣ 【第Ⅳ室】〜Jewellery 宝飾品
 
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Jewellery〜宝飾品図録38

3 Victorian Coral Gold Stick Pins
ヴィクトリアン 珊瑚ゴールド スティックピン3点


Middle 19thC England
19世紀中期 イギリス
 
「邪眼(evil eye)」は、悪意を以て相手を見ることでその者に不幸または死をもたらす目のことで、呪いのひとつである。世界に広く分布する迷信であるが、古代よりヨーロッパでは地中海周辺での信仰が深い。メドゥーサが退治された時に海に散った血が赤い珊瑚となったという神話から珊瑚は魔除けの意味を持ち、ハプスブルグ家支配下の17世紀スペインで王室の子どもはお守りとして身に着けた。現在地中海からの珊瑚の産出は汚染により激減しているため大変貴重である。
 
19世紀まで女性のみならず男性も着用した首元に巻くスカーフ(クラバット)を留めるスティックピンは、ブレザーなどのジャケット襟にもお勧め。真鍮製(金めっき)キャッチ(現代物)が付属する(18金製キャッチは別売りでのご用意となります)。
 
(画像右から)
①舞うプットー:刻印なし モチーフ:2.7cm ゴールド 珊瑚
珊瑚の天然の枝ぶりを利用して裸の子どもを彫刻した作品。羽根は無いが薄衣を纏った姿は、宙を舞い幸せを運ぶプットーか天使か。ペンダントトップ加工応相談。
 
②巻きつく蛇:刻印:9?N モチーフ:2.1cm ゴールド 珊瑚 ダイヤモンド
涙滴型の珊瑚に巻きつく蛇の頭は細密な彫金、目はダイヤモンドを嵌めている。ギリシャ神話において蛇は生命力の象徴である。オリジナル革製ケース付き。
 
③ナイフを握る手:刻印なし モチーフ:1.8cm ゴールド 珊瑚 シードパール
17世紀のスペインでは「ヒーガ」という握りこぶしの形をしたお守りが邪眼除けとされた。ナイフを握る手首が魔除けを一層ドラマティックに演出するヴィクトリア時代初期の作品。ペンダントトップ加工応相談。
 
*3点は別売りです
*画像に使用しているピンクッションは付属しません