CabinetⅣ 【第Ⅳ室】〜Jewellery 宝飾品
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Jewellery〜宝飾品図録37

French Garnet Pearl Gold Pendant Station Necklace
フランス ガーネット/パール ゴールド・ペンダント・ステーションネックレス


c1870 France
1870年頃 フランス
刻印:鷲の頭(18金)
モチーフの長さ:3.0cm(カン含まず) チェーンの長さ:50.0cm
ガーネット シードパール ゴールド 
 
ガーネット4石の花または四つ葉モチーフと3つのドロップ・パーツが揺れるペンダント。透明感のある赤紫色のハートシェイプカットのガーネットとシードパールが、可憐さと同時に洗練された高級感を漂わせる。クラスプ(留め具)を含め9石の直径7mmのラウンド・ガーネットを規則的に配列したチェーンがひときわ贅沢で美しい。19世紀後期までステーションチェーンは、小道具(時計や眼鏡)を吊り下げるための実用向けロングチェーンが主あり、純粋に首飾りとして製作されたステーションネックレスは当時としては珍しい。
 
ネックレスに使われてるガーネット(アルマンディン、鉄礬柘榴石)は、19世紀に流行したボヘミアンガーネットの暗赤色とは異なるパープル系の明るいワインレッドであり、当時フランス南部ペルピニャンで採掘され20世紀前半に枯渇した、今では貴重なペルピニャンガーネットかも知れない。しかし通常アンティークのペルピニャンガーネット・ジュエリーと呼ぶものは、ローズカット/フォイルバックのカタルーニャの伝統的な地元品を指す。この作品はパリの刻印入りで、石のカットやセッティング、デザインがペルピニャン由来ではないため、ガーネットの産地については断言できない。
 
長さ50cmのネックレスは、ガーネット2石分のチェーンをカットしてイヤリングやリングに加工しセットで着用しても良い。
 
*画像に使用しているケースは付属しません