CabinetⅣ 【第Ⅳ室】〜Jewellery 宝飾品
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Jewellery〜宝飾品図録36

French 18ct Gold Watch Chain
フランス18金ウォッチチェーン


Late 19thC France
19世紀後期 フランス
刻印:鷲の頭(18金)、サイの頭(18金)
チェーンの長さ:35.0cm 重さ:28.6g
 
明治政府の開国によって日本が初めて参加した万国博覧会は1867年パリ万博であった。パリでは1878年にも万博が行われ、再度参加した日本が出展した美術工芸品の伝統的な模様や家紋は、ヨーロッパとりわけフランスの芸術分野に驚きと感動を与えジャポニスム(日本趣味)として熱狂をもって迎えられた。現在誰もが知るルイ・ヴィトンのモノグラムの図柄(1896年発表)も日本の家紋に着想を得たとされる。フランス18金のウォッチチェーンは日本の七宝紋に似た透かし細工のモチーフ四つを連ねた長円形枠のコマを組み上げて作られた作品である。現行品ではほぼ見ることのない凝ったつくりのチェーンは当時の金時計の重量に耐える安定感のある厚みと重みがある。紳士用懐中時計向けの堅牢さに反して大胆でシンプルなデザインの引き輪と透かし細工はフランスらしい洗練と軽快感をチェーンに与えている。傷みや修復の無い良い状態で、時計だけでなく小道具を提げ和装と組み合わせたりブレスレットとして着用しても良い。