CabinetⅤ 【第Ⅴ室】〜Miscellaneous その他
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Miscellaneous〜その他の作品図録34

Pair of Embroidered Silk Lotus Shoes (Boots)
清朝絹刺繍弓鞋(ブーツ型纏足靴)


Early 20thC (Qing Dynasty) China
20世紀初頭 清朝後期 中国
靴のサイズ:約10.5cm 高さ:15.5cm
 
晩唐(9世紀末)より纏足の習慣が始まった中国ではおよそ千年の間、幼少時から足指を折り曲げ布で巻いて成長を止めた小さな足が女性の性的魅力とされた。纏足は変形した足の形が蓮のつぼみに似ており、3寸(約9.1cm)以下が理想サイズとされたことから「三寸金蓮」と呼ばれた。纏足用の靴を弓鞋(キュウアイ)と呼ぶ。現存しているものは、繻子に刺繍やビーズの縫い取りのある比較的上物で着用の機会が少なかったものとなる。
 
19世紀末から20世紀初頭にかけ纏足の者の間では布製の筒状脚飾り(脚絆)にズボンの裾を入れて細い足首と小さな靴のつま先を強調することが流行した。この作品は黒い繻子に金銀の糸で刺繍を施した脚飾りを纏足靴の上に縫い付けブーツに仕立てたものである。纏足が特に流行した山東地方のものと思われるがブーツの形状で市場に出ることは非常に珍しい。全体に状態の良い稀少な作品である。
 
*SOLD*