Vienna Bronze Cat Playing Piano Match Holder & Striker
ヴィエナブロンズ 猫のピアニスト マッチ入れ
1891-2 Austria
1891-2年 オーストリア
刻印:RD179751(英国登録番号)
高さ:5.2cm 長さ:10.3cm ブロンズ
楽器を演奏する動物作品は、音楽の都ウィーンにふさわしく人気のある主題のひとつで、現代においても作り続けられている。楽譜を前にグランドピアノを弾く猫は、英国登録番号入りの卓上マッチ入れで、ピアノの屋根(蓋)を開けるとマッチを収納するくぼみとマッチを擦る刻みがある。ピアノ側面に記された"BRINSMEAD"は、ヴィクトリア時代に一躍有名となったロンドンのピアノ工房で、この作品がイギリス市場向けに特別に制作されたものであることが分かる。
猫の顔やピアノにエナメルの剥落が見られるが、猫が腰掛けている椅子、ピアノの脚やペダル等の細かなブロンズパーツに欠損や傷みは無く、大変珍しい作品となる。
過去の作品

Vienna Bronze Sitting Cat Small Tray
ヴィエナブロンズ 猫座り姿 小物用トレイ
c1900 Austria
1900年頃 オーストリア
刻印:GESCHUTZT 高さ:7.8cm 直径:13.6cm ブロンズ
立ち姿に比べ若干珍しい座り姿の猫のついた、小物を置くための小さなトレイである。猫の鼻先周辺にエナメルの剥げがあるほかは良い状態である。トレイ部分に経年によるシミや着剥げが見られる。
刻印はないが、原型はBergmanと思われる。
*SOLD*

Vienna Bronze Cat Head Inkwell
ヴィエナブロンズ 猫の頭インク入れ
c1900 Austria
1900年頃 オーストリア
刻印なし 高さ:9.3cm ブロンズ 陶器(インク壺)
目を見開き口を開けた、迫力ある猫の頭のインク入れ。蓋の上顎を開けると陶製のインク壺が収納され、首のリボン部分にペンを置く仕様である。長期に渡り製作されたモデルで、エナメル無しのブロンズ版、銀メッキ版は市場で多く見かけるが、時代の古いオリジナルエナメル作品は比較的珍しい。
エナメルの剥げた箇所とエナメルの着色の無い内部や底面に、風合いを出すためか後年人工的な青さび塗料の使用が見られるが、有害な緑青の類ではない。
*SOLD*

Vienna Bronze Set of 9 Cats Orchestra
ヴィエナブロンズ 猫のオーケストラ
Early 20thC Austria
20世紀初期 オーストリア
刻印なし 高さ:2.4cm (本体、楽器含まず) ブロンズ
ヴィエナブロンズの動物の楽団は、音楽の都ウィーンにふさわしく人気のある主題のひとつで、現代においても作り続けられているが、時代や流行により、声楽家がいたりジャズバンドだったり様々である。この作品は、譜面台を前にタクトを振る指揮者をはじめとする猫9匹のオーケストラである。元から9匹であったかは不明だが、アンティーク作品がこの数のセットで市場に出ることは非常に珍しい。
*SOLD*

Vienna Bronze 2 Cats Playing with Tree Branch
ヴィエナブロンズ 木枝で遊ぶ2匹の猫
Late 19thC Austria
19世紀後期 オーストリア
刻印:759? GESCHUTZT 10 高さ:11.0cm 長さ:15.8cm ブロンズ
しなやかな筋肉を感じさせる造形、パンサー系の精悍な顔立ちの2匹の猫。比較的珍しいモデルである。エナメルの剥落箇所に見られる赤茶色の下地顔料が特徴的な、マイナー工房の作品と思われる。若干サイズの大きな作品とはいえ、両足二箇所の刻印も珍しい。
リアルな木の枝もブロンズ製。複雑な枝振りにとまっている猫と座り猫は、全体として飾り映えのする作品に仕上がっている。
*SOLD*

Vienna Bronze Cat Playing with Knitting
ヴィエナブロンズ 編み物と戯れる猫
Early 20thC Austria
20世紀初頭 オーストリア
刻印なし 長さ:7.6cm ブロンズ
編み棒のついた編み物の毛糸玉に戯れつく猫の作品。いたずら好きな猫の表情がかわいらしい。アンティーク作品では残存することが稀な猫のひげが残っている。毛糸の編み目まで細かく表現されている。
*SOLD*

Vienna Bronze Sitting Cat
ヴィエナブロンズ 座り姿の猫
Late 19thC Austria
19世紀後期 オーストリア
刻印:759? GESCHUTZT 高さ:4.9cm ブロンズ
しなやかな筋肉を感じさせる造形、パンサー系の精悍な顔立ちの猫。比較的珍しいモデルである。エナメルの剥落箇所に見られる赤茶色の下地顔料が特徴的な、マイナー工房の作品と思われる。若干サイズの大きな作品とはいえ、両足二箇所の刻印も珍しい。
*SOLD*

Vienna Bronze Standing Cat and Sitting Cat
ヴィエナブロンズ 立ち姿の猫 座り姿の猫
c1890 Austria
1890年頃 オーストリア
刻印:GESCHUTZT ブロンズ
(立ち姿)高さ:7.4cm 体長:12.2cm(尾含む)
(座り姿)高さ:6.3cm 体長:9.5cm(尾含む)
飾り映えのする大きさ、存在感のある猫2体。刻印はないが、原型はBergmanと思われる。座り姿は立ち姿に比べ珍しい。双方とも鼻先周辺にエナメルの剥げがあるほかは良い状態である。初期作品の特徴である暗い色の着色は、この2点が同時に所有、保存されてきたことを示している。
*SOLD*

Vienna Bronze Cat Watering Potted Pansy
ヴィエナブロンズ パンジーの鉢植えに水やりする猫
c1900 Austria
1900年頃 オーストリア
刻印なし 高さ:5.3cm ブロンズ
猫がじょうろで鉢植えパンジーに水やりする複雑な構図のブロンズの重みを、猫の二本脚と尻尾、鉢植えで上手にバランスをとって作り上げた作品。
一部エナメルの剥落が見られるが、細かなブロンズパーツに欠損や傷みが無い。
*SOLD*

Vienna Bronze Miniature Cat Chasing Mouse
ヴィエナブロンズ ミニチュア ねずみを追う猫
c1890 Austria
1890年頃 オーストリア
刻印なし ブロンズ
(猫)体長:1.3cm (ねずみ)体長:1.4cm(尻尾含まず)
極小ミニチュア作品。初期作品の特徴である暗い色の着色は、この2点が同時に所有、保存されてきたことを示している。ねずみや猫の尻尾にダメージも見られず良い状態である。このポーズの猫は様々なサイズで製作されているが、この作品は最小サイズとなる。
*SOLD*

Vienna Bronze Group of Kitten Balancing on Mother's Back
ヴィエナブロンズ 母猫の背でバランスをとる仔猫
c1900 Austria
1900年頃 オーストリア
刻印:M.S. SCH (GESCHUTZT?) 長さ:6.4cm 高さ:5.2cm ブロンズ
走る母猫の背中で三角帽子の仔猫がバランスをとる曲芸をしている。刻印の M.S.は Moritz Spitzとされるが、作家の詳細は不明(調査中)。存在感のある作品。
*SOLD*

Vienna Bronze Kitten with Pink Ribbon and Mouse Flower in Mouth
ヴィエナブロンズ ピンクリボンの仔猫と花をくわえたねずみ
Middle 20thC Austria
20世紀中期 オーストリア
刻印:(猫のみ)GESCHUTZT ブロンズ
(猫)高さ:2.0cm (ねずみ)全長:3.0cm(尾含む)
明るい色のエナメルで着色された作品。ねずみや猫の尻尾や花弁にダメージも見られず良い状態で、この2点が同時に所有、保存されてきたことを示している。
*SOLD*

Vienna Bronze Standing Cat Small Tray
ヴィエナブロンズ 猫立ち姿 小物用トレイ
Early 20thC Austria
20世紀初期 オーストリア
刻印なし 高さ:9.0cm 直径:13.6cm ブロンズ
尻尾を立てたご機嫌立ち姿の猫のついた、小物を置くための小さなトレイである。猫の鼻先周辺にエナメルの剥げがあるほかは良い状態である。トレイは元来、銀鍍金されていたが鍍金が薄れブロンズ色が出ている。
刻印はないが、原型はBergmanと思われる。
*SOLD*

Vienna Bronze Cat Ashtray with Match Holder
ヴィエナブロンズ 猫のマッチ入れ付き灰皿
c1880 Austria
1880年頃 オーストリア
刻印なし 高さ:9.6cm 幅:13.6cm ブロンズ ガラス
ガラス義眼を嵌めた猫は、蝶番付き頭部を開けてマッチを納める卓上用の灰皿である。19世紀後期は、葉巻やパイプ煙草がポピュラーであった。現代のシガーボウルもしくはパイプレストの役目を果たしていたと思われる。
*SOLD*

Vienna Bronze Group of Pug Dog Dentist Treating Cat
ヴィエナブロンズ 猫を治療するパグ歯科医
Early 20thC Austria
20世紀初頭 オーストリア
刻印 : AUSTRIA GESCHUTZT 高さ:5.9cm ブロンズ
医療器具はハンダ付けでテーブルに固定された、一体もののフィギュアである。テーブルや椅子の角に経年によるエナメルの剥げが見られるが味わいとなっている。
ウィーンで現在も作られているヴィエナブロンズ、音楽の都らしい動物の音楽家やピーターラビットは現行品でも存在するが、歯医者という主題は大変珍しい。患者である猫が口を固く閉ざし横目でパグを見つめる表情をミニチュアで表現している、素晴らしい作品である。
*SOLD*