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Jewellery〜宝飾品図録26

Art Deco Platinum Diamond Bombé Ring
アール・デコ プラチナ ダイヤモンド ボンベ・リング


c1925 France
1925年頃 フランス
刻印:犬の頭(プラチナ950) 判読困難な工房印
ベゼル:1.2cm リングサイズ #11.5 ダイヤモンド プラチナ
  
ベゼルやシャンク部分がドーム状に膨らんだ形状の指輪はボンベ・リングと呼ばれ、20世紀中頃の大振りなカクテルリングに多く見られるリングのデザイン形式のひとつである。
 
レースのような透かし細工のプラチナ台座にダイヤモンドを嵌め込んだ、繊細巧緻な20世紀前半のリングである。ダイヤモンドはラウンド・ブリリアントカットで、ミルグレイン(ミル打ち)を施したプラチナ枠の石留めが白い煌めきを一層際立たせている。現在欧米で主流のホワイトゴールドと比べると落ち着いた銀の色合いのプラチナリングは、よりクラシックでエレガントな印象を与える。
 
 正面から見ると主石を中心とした横楕円形のリングであるが、側面から見ると三次元を意識した立体的なデザインで(フランス作品に多く見られる)、指輪が、それを着用した者の手の動きで様々な角度から見られるものであることを考慮して制作されていることが分かる。
 
*画像に使用しているケースは付属しません