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Jewellery〜宝飾品図録30

NapoleonⅢ Pearl Pierced Gold Cross Pendant
NapoleonⅢ Pearl Diamond Cross Pendant
Italian Emerald Diamond Cross Pendant
ナポレオンⅢ 真珠と透かし彫りゴールド十字架ペンダント
ナポレオンⅢ 真珠とダイヤモンド十字架ペンダント
イタリア製エメラルドとダイヤモンド十字架ペンダント


c1870 France /c1944 Italy
(左)1870年頃 フランス 刻印:鷲の頭(18金)、判読困難な工房印
長さ:7.9cm(バチカン含む) シードパール ゴールド
(中央)1870年頃 フランス 刻印:鷲の頭(18金)、判読困難な工房印
長さ:8.2cm(バチカン含む) 真珠 ダイヤモンド ゴールド 銀
(右)1944年頃 クレモナ イタリア 刻印:750、15? CR
長さ:7.0cm(バチカン含む) エメラルド ダイヤモンド ゴールド 銀
 
18金に貴石を嵌めたクロス(十字架)ペンダント三点は、オープンワーク(金属面の孔開けや切り取りによる透かし細工)の作りによって、軽さはもちろん、長いチェーンや紐リボンで着用した時、体の動きでクロス裏側が見えても十分な美しさを実現している。アンティークペンダントでは交換されることも多い、本体と同じデザインのオリジナルのバチカンも見所である。
 
ナポレオンⅢ時代の真珠使いが優美な大きめのフランス製クロス二点は、チェーンだけでなく小粒のパールネックレスで着用しても良い。黄金を紡いだレースの如き透かし彫りのクロス(画像左)は、型抜きによる鋳造とは違い糸鋸でひとつずつ模様を切り出したキレのある細工が繊細で美しい。色サイズを揃えハーフカットした2mm弱のシードパールをセットした中央のクロス部分も文句なしの仕上がり。宙に浮くパールのグラデーションと中央のダイヤモンドの花が印象的なクロス(画像中央)は、厚さのあるゴールド先端部の糸鋸による透かし彫りや、側面も美しい立体的なパールのセッティングから相当な腕前の工房作品と思われる。サイズは大きいが軽やかで洗練された印象である。
 
ミルグレイン(ミル打ち)を施したシルバーにメレーダイヤモンドを嵌めた19世紀風のクロス(画像右)は、手業を生かした金細工を伝統とするイタリア製で、ファシズム終焉とともに刻印から「ファッショ」シンボルを削除した1944年前後の作品と思われる。中央のスクエアカットのエメラルドから四方に伸びるゴールドのセンターラインが見栄え良く、三位一体を表す三つ葉型の先端にはエメラルドも3石ずつ嵌めている。透かし細工のゴールドの別板を裏面に取り付けた凝った作りである。
 
*三点は別売です
*画像に使用しているケースは付属しません