CabinetⅣ 【第Ⅳ室】〜Jewellery 宝飾品
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Jewellery〜宝飾品図録32

Belle Époque Morganite /Diamond Heart Bow Ring
Rosecut Diamond Crowned Heart Ring
ベル・エポック モルガナイト/ダイヤモンド ハートリボンリング
ローズカットダイヤモンド 王冠を戴くハートリング


c1915 Probably France /Early 20thC Netherland
(右)1915年頃 おそらくフランス
刻印:フクロウ(18金)、マスク(プラチナ)
ベゼル:2.0cm リングサイズ #10
モルガナイト ダイヤモンド イエローゴールド プラチナ
(左)20世紀初頭 オランダ
刻印:585(14金)、ZⅡ(銀純度835)
ベゼル:1.5cm リングサイズ #13.5
ダイヤモンド イエローゴールド 銀
 
愛する人を想い贈るために制作されたハート形ジュエリー、なかでも指輪はいつの時代もロマンティックな愛の証とされる。壊れることなく永遠に輝く愛の象徴としてのダイヤモンドを使った、20世紀初頭のハートリング2点である。
 
プラチナ加工技術の開発もあり繊細で調和のとれた洗練を特徴とするフランスベル・エポック期のハート・リボンリングである。愛の「絆」を意味するリボンとハートのリングは18世紀以降流行し、ハートに赤い宝石を使うなど若い女性向けの可憐なものが多数である。大きなベゼルながら上品で洒落たこのリングは、加熱処理していない天然ベリル(モルガナイト)のペールピンクのハートの澄んだ透明感がクールな印象を与える大人のリングである。
 
英国ジョージアン風のローズカットダイヤモンドリングは、後光のような冠が特徴的なオランダのものである。研磨技術において長い歴史を誇るアムステルダムのダイヤモンドジュエリーは、19世紀初めから1世紀以上の間、流行のスタイルにかかわらず銀留めしたフォイルバックのダッチローズカット作品が多く見られる。このリングは20世紀初めの作品で、金が稀少であった19世紀初期のものと比べゴールドを十分使った安定した作りで安心して着用できる。クラウンハートの王冠は自分の心を支配する者(愛する者)への「忠誠」を意味する。
 
*2点は別売りです
*画像に使用しているケースは付属しません