①職人位階のサッシュ 19世紀後期 ②徒弟位階のサッシュ 1900年頃 ③親方位階のサッシュ 20世紀初期 ④古式公認スコットランド儀礼第30位階「カドシュの騎士」のサッシュ 1930年頃

Others〜その他の作品図録20

French Masonic Sashes
フランス フリーメイソンのサッシュ


Late 19thC ~ Early 20thC France
19世紀後期から20世紀初頭 フランス
リボンの幅:11cm 絹 金糸銀糸 スパンコール ペースト
 
 フリーメイソンリーは、博愛、自由、平等の実現を目指す世界規模の友愛団体である。しかしその起源は、石工職人組合、薔薇十字団、テンプル騎士団と諸説あれど謎に包まれ、活動内容も不明確なため、世界を影で操る怪しげな秘密結社のイメージがつきまとう。18世紀、カトリック教会が強力なフランスなどでは、フリーメイソンは危険思想として迫害され闇に隠れざるを得なかったと云われる。
 
 シルクタフタのモワレ・リボンに金銀の糸やスパンコールでメイソン・シンボルを手刺繍した、フランスフリーメイソンのサッシュ4点である。サッシュは肩から腰にかけて掛ける襷状の装身具である。
 
①(表)空色地に金糸刺繍:徒弟位階 (Entered Apprentice 第1位階)を示す「直角定規と両脚が隠されたコンパス」コンパスに「輝く星の中心なるG(神および偉大な幾何学者)」「JB(ヤキンとボアズ=ソロモンの神殿の2本柱)」直角定規に「7つの星」「引き綱」「M(メイソン)」「アカシアの小枝」/(裏)黒地に絹糸刺繍:「髑髏と骨」 19世紀後期
 
②(表)青地に赤い縁取り、金糸刺繍:職人位階 (Fellow Craft 第2位階)を示す「直角定規と片脚が隠されたコンパス」「3つの星」「アカシアの小枝」「輝く星の中心なるG」「引き綱」「M」「JB」「錘つき水準器」「交差した槌と鏝」「松明」/(裏)黒地に型染め:「髑髏と骨」 1900年頃 グラン・ロッジ・ド・フランスの第3位階認定書(1929年交付)付き
 
③(表)空色地に金糸刺繍:親方位階 (Master Mason 第3位階)を示す「直角定規と両脚が示されたコンパス」「輝く星」「JB」「錘つき水準器」/(裏)黒地に型染め:「髑髏と骨」 20世紀初頭 V. Gloton Paris
 
④(表裏とも)黒地に銀の縁取り、金銀糸刺繍:古式公認スコットランド儀礼第30位階「カドゥシュの騎士」を示す「赤十字に30」「C.K.S.」「交差する双剣」 1930年頃 E. Lehmann Paris
 
*すべてバラ売りです